トラスト・ワンの歴史は、10年前、商業施設向けに家具を製作することから始まりました。原点である家具製造事業は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の際には、資材の輸送が止まってしまったために、一時的に生産拠点を県外に移転することを余儀なくされました。そんな困難の中でも、全国のパートナー企業からは、資材が品薄になる中にあって、調達面などで大きな支援を頂き、お客様の事業に遅れが生じぬよう操業を継続してまいりました。
トラスト・ワンの家具製造工程は、ひとりひとりが手作業で組み上げる方法を採用しています。この、セル生産方式と呼ばれる方式により、少量多品種の家具について、担当それぞれが、切り出しから仕上げまで、丁寧な作業を心がけています。
『お店とお客様の中間にある「家具」が如何にお店の思いをお客様に伝えることができるか』をデザインから製作まで一貫して受けることで可能にしています。
コスト、クオリティ、デリバリを満足していただくために「進化」を続けていかなければなりません。ものづくりの立場はとどまることのない「進化」こそがその使命と感じています。
私たちが作り上げた製品が使われるお店、働く人たちのために、お客様のために、使いやすさの進化を求めて、何でもない家具に思いを込めて作り続けています。
季節による温度や湿度の変化、使用環境や用途などを踏まえながら、最適なサイズに切り出していきます。
材料の仕上げともいえるこの工程。丹念な仕事が、製品の寿命を延ばします。
木(もく)にとどまらず、金物やガラスなど、様々な素材から出来上がる家具を組み立てます。設計図面には反映されない、ほんのわずかな調整により、使いやすい家具に仕上がります。
職人の手仕事により、最後の調整。設計図面には反映されない、ほんのわずかな調整により、使いやすい家具に仕上がります。
トラスト・ワンの製造部門は、この道30年、家具製造の道を究めた寡黙な工場長を中心に、多彩なメンバーが活躍します。
半導体製造装置や通信機器製造といった他の製造業から仲間に加わったメンバーはもとより、教員や新卒で初めてものづくりにチャレンジしたメンバーも。
トラスト・ワンの工場の特徴は、工場にも女性が活躍すること。さらには、熟度に応じて、一つの製品を担当者が責任をもって仕上げまで担当することにあります。
内装業界では、リーマンショック以降、製造部門の閉鎖が相次ぎました。家具製造工場からスタートしたトラスト・ワンだからこそ、柔軟な納期と高い品質をバランスし、皆様の要望に応える家具製作が可能です。ビジネスにおいて、主役である商品やサービスを引き立てるために、家具があり、内装があります。空間を通じて、提供する側と提供される側をつなぐため、たゆまぬ進化を続けます。
トラスト・ワンの製造部門では、毎週1回、スキルアップのための各種講習会を開催し、ITスキルのアップなどに努めています。また、安全衛生を中心に職場環境を改善する取り組みも根付いており、和気あいあいとした関係性も相まって、従業員が率先して安心安全に、やりがいを持って働ける環境づくりを勧めています。